◆2018年7月1日(日) PM1:30~4:30
◆佐野市城北地区公民館
◆受講料 1,000円

ダムのためのムダな利水計画

 思川開発事業による水道用水は、県南市町に必要ない
 講 師 早乙女正次(栃木県南地域の水道水をいかす市民ネットワーク運営委員)

【講師紹介】 早乙女正次(そうとめ まさじ)

 1951年、栃木県喜連川町(現在のさくら市)に生まれる。東京都水道局に勤める。その後、栃木県庁企業局で水道事業の建設、維持管理、経営に携わり水道課長を最後に退職する。在職中から水や産業廃棄物等の環境問題の市民運動に関わってきたが、退職後は思川開発事業による水道用水の新規開発の問題に関わり、栃木3ダム訴訟の控訴審に市民の立場として陳述書を提出する。現在は「栃木県南地域の水道水をいかす市民ネットワーク」に参加し、栃木市、下野市及び壬生町の市民と共に水道用水の問題を闘っている。

【講座案内】

 国及び水資源機構は思川の上流に思川開発事業(南魔ダム)を進めているが、栃木県は、この事業で水道用水を確保し、県南の栃木市、下野市及び壬生町に供給しようとしている。この二市一町の水道は全て地下水を利用しているが、この地下水の一部(35%)を新規開発される表流水に切り替えようとしている。このため、水道の水質が低下し、水道料金の大幅な値上げとなる不利益を被ることが予想されているが、これらの情報は市民に正確に知らせることもなく事業が進められようとしている。二市一町も県の動きに理解を示すなど県に追従するような動きをしている。

2015年にこの問題に反対する運動が動き始め、各地で集会が開催されてきた。2017年8月に、表流水を導入しないで地下水100%の水道水を今後も続けていくことを目的に、「栃木県南地域の地下水をいかす市民ネットワーク」が設立され、現在は二市一町の首長に提出する署名を集めている。

城北地区公民館

両毛線佐野駅より北に約2㎞、駅前(南口)にタクシーあり。

東北自動車道佐野インターより車で約15分。

佐野市堀米町1173 tel0283-24-5772

問い合せ先 田中正造大学

〒327-0001 栃木県佐野市小中町932-3(坂原辰男)

TEL 0283-23-2896  FAX 0283-55-6877

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