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田中正造大学……………2005年夏期定期講座
◆2005年8月7日(日)PM1:30~4:30
◆佐野市・小中集落センター
◆受講料 1,000円
八ッ場ダムの問題点を突く!
様々な災いをもたらす八ッ場ダム 嶋津暉之 (水源開発問題全国連絡会共同代表) 八ッ場の現状と長野原町の将来 牧山 明 (長野原町在住・農業) |
【講師プロフィール】
嶋津暉之(しまずてるゆき):1943年、中国・張家口生まれ。 1972年~2003年、東京都環境局、環境科学研究所勤務。30数年前から水源開発の技術的解析に携わり、各地のダム反対運動に対して技術的な支援を行ってきている。水源開発問題連絡会は全国のダム反対運動のネットワークとして1993年に設立された。第14回田尻賞授賞(2005年)。
牧山 明(まきやまあきら):1957年群馬県長野原生まれ。家業の酪農業に従事し、群馬乳販牛乳販売委員。1999年~2003年まで長野原町町会議員を務める。現在、あがつま農協理事。
【講座案内】
群馬県長野原町に建設が予定されている八ッ場ダムは、建設計画の発表以来50有余年、水没五地区
の人々は、明けても暮れても巨大ダム建設に翻弄され続けてきた。ふるさとを守るためのダム反対闘争は、権力のなりふり構わぬ懐柔策や政策的兵糧攻め、政治的かけひきの中、転機を迎えた。2001年補償交渉は妥結したものの依然、蛇の生殺し状態は続く。生活再建のメドがいっこうに立たない中ふるさとを捨てて異郷の地に人生の再起をかける人も多い。半世紀にわたりダムに振りまわされ疲れきった水没地区住民にとっては、まさに去るも地獄、残るも地獄で、1日も早く安息の日々の訪れる事を望んでいる。谷中村に起きた公権力による村落の解体は、100年の時を超えてもなお、場所を変え、形を変えて繰り返されている。今回の講座は、八ッ場ダム問題が我々に提起している様々な問題について考えてみたい。
小中集落センターは田中正造旧宅向側。両毛線佐野駅より約4㎞、駅前にタクシーあり。
東北自動車道佐野インターより車で約15分。
問い合せ先――田中正造大学
〒327-0001
栃木県佐野市小中町932
TEL・FAX 0283-23-2896(坂原辰男)