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田中正造と足尾銅山鉱毒事件に関連した書籍や論文はあまりにもその数が多く、また入手困難なものも多い。ここでは学習に際して基本的な内容のもので、かつ比較的入手可能なものを中心に紹介する。
[定価が無記入のものは在庫切れ。価格は税抜き表示。★印は田中正造大学でも販売している/2014年9月現在]
田中正造著作
田中正造全集編纂会編 『田中正造全集』全19巻・別巻1 岩波書店 1977~80年
由井正臣・小松裕編 『亡国への抗論』岩波書店 2000年 3,500円
由井正臣・小松裕編 『田中正造文集』全2冊 岩波文庫 2004~5年 960円・860円
安在邦夫他編 『田中正造選集』全7巻 岩波書店 2013年 セット価格25,200円
田中正造研究
林竹二 『田中正造の生涯』講談社現代新書 1976年
由井正臣 『田中正造』岩波新書 1984年 760円
佐江衆一 『田中正造』岩波ジュニア新書 1993年
布川了 『田中正造と天皇直訴事件』随想舎 2001年 1,500円★
小松裕 『田中正造の近代』現代企画室 2001年 12,000円
下野新聞社編 『予は下野の百姓なり―田中正造と足尾鉱毒事件 新聞でみる公害の原点』 下野新聞社 2008年
花崎皋平 『田中正造と民衆思想の継承』七つ森書館 2010年 2,200円
布川了編 『田中正造と雲龍寺に集う人々―その声をきく』足尾鉱毒事件田中正造記念館 2010年
布川了編 『田中正造と雲龍寺に集う人々―川俣事件をみる』足尾鉱毒事件田中正造記念館 2010年
小松裕・金泰昌編 『公共する人間4 田中正造』東京大学出版会 2010年 4,700円
館林市史編さん委員会編 『館林市史 資料編6近現代Ⅱ 鉱毒事件と戦争の記録』 館林市 2010年 3,000円
布川了 『増補 田中正造 たたかいの臨終』随想舎新書 2011年 1,000円★
小松裕 『真の文明は人を殺さず』小学館 2011年 1,400円
大澤明男 『評伝 田中正造』幹書房 2012年 5,000円
小松裕 『田中正造―未来を紡ぐ思想人』岩波現代文庫 2013年 1,180円
赤上剛 『田中正造とその周辺』随想舎 2014年 2,500円★
足尾銅山鉱毒事件研究
荒畑寒村 『谷中村滅亡史』岩波文庫 1999年 600円
島田宗三 『田中正造翁余録』上・下 三一書房 2013年 2,600円・2,800円
日向康 『果てなき旅』上・下 福音館 1978~9年
森長英三郎 『足尾鉱毒事件』上・下 日本評論社 1982年
立松和平 『渡良瀬有情』東京新聞社 1992年 2,000円★
板倉町教育委員会 『板倉町における足尾鉱毒資料集』 2000年
藤岡町史編さん委員会編 『藤岡町誌 資料編 谷中村』藤岡町 2001年
谷中村と茂呂近助を語る会編『谷中村村長 茂呂近助』随想舎 2001年 1,800円★
渡良瀬遊水池を守る利根川流域住民協議会編『新・渡良瀬遊水池―自然と歴史の野外博物館に』 随想舎 2005年 1,000円★
渡良瀬遊水池成立史編纂委員会編『渡良瀬遊水池成立史』通史編・史料編 国土交通省 関東地方整備局利根川上流河川事務所 2006年
塙和也・毎日新聞社宇都宮支局編『鉱毒に消えた谷中村』随想舎 2008年 1,800円★
読売新聞社宇都宮支局編 『渡良瀬100年』随想舎 2008年 1,800円★
布川了=文・堀内洋助=写真『改訂 田中正造と足尾鉱毒事件を歩く』随想舎 2009年 1,500円★
下野新聞社編 『田中正造物語』随想舎 2010年 1,800円★
渡良瀬遊水池ラムサール条約湿地登録記録集・編集委員会編『全記録 渡良瀬遊水池が「ラムサール条約湿地」に』 随想舎 2013年 1,500円★
読売新聞社宇都宮支局編 『伝える正造魂―現代に甦る田中正造』随想舎 2014年 1,800円★
東海林吉郎・菅井益郎 『新版 通史・足尾鉱毒事件』世織書房 2014年 2,700円★
渡良瀬川研究会編 『田中正造と足尾鉱毒事件研究』1~6号、伝統と現代社 7~11号、論創社
12~16号 随想舎 1978~2013年 1,200~1,800円★
足尾銅山関連
足尾銅山労働組合 『足尾銅山労働運動史』 1958年
古河鉱業 『創業100年史』 1976年
太田貞祐 『足尾銅山の社会史』ユーコン企画 1992年
足尾郷土誌編集委員会編 『足尾郷土誌』足尾町 1993年
猪瀬建造 『痛恨の山河―足尾銅山中国人強制連行の記録』随想舎 1994年
村上安正=文・神山勝三=写真『銅山の町 足尾を歩く』随想舎 1998年 1,500円★
栃木県朝鮮人強制連行真相調査団編『遥かなるアリランの故郷よ』随想舎 1998年
村上安正 『足尾銅山史』随想舎 2006年 8,000円
足尾町教育委員会編 『足尾銅山の産業遺跡』足尾町 2006年
小野崎敏 『足尾銅山物語』新樹社 2007年 1,900円
足尾に緑を育てる会編 『足尾の緑』1~4号 随想舎 2003~10年 各1,000円★
鶴巻和芳『緑の足尾をめざして-足尾の砂防事業と緑化活動』随想舎 2015年 1,000円★
小説・文芸作品
大鹿卓 『渡良瀬川』新泉社 2013年 2,500円
大鹿卓 『谷中村事件』新泉社 2009年 2,500円
城山三郎 『辛酸』角川文庫 1979年 450円
立松和平 『毒―風聞・田中正造』東京書籍 1997年 1,600円
立松和平 『恩寵の谷』新潮社 1997年 2,500円
立松和平 『白い河―風聞・田中正造』東京書籍 2010年 1,400円
水樹涼子 『岸辺に生う―人間・田中正造の生と死』随想舎 2012年 1,500円
原作=水樹涼子・まんが=文星芸術大学『まんが田中正造』下野新聞社 2012年 1,200円
渡辺順子『小説 田中カツ-田中正造の妻と明治の女たち』随想舎 2016年 1,800円★
写真集
佐野聖光 『閉山日記』ギャラリーゴッコ 1976年
橋本康夫 『藍の時代―足尾と私の十三年』足尾研究会 1984年
神山勝三 『足尾銅山―1969~1988』築地書館 1989年
神山勝三 『渡良瀬の風土―谷中村と田中正造の現在』随想舎 1996年 3,495円
新井常雄 『新井常雄版 足尾銅山写真帖』随想舎 2001年 2,400円
小野崎敏編 『小野崎一徳写真帖 足尾銅山』新樹社 2006年 3,400円
堀内洋助 『再生の原風景―渡良瀬遊水地と足尾』東京新聞 2013年 1,800円★
版画集
小口一郎 『野に叫ぶ人々』『鉱毒に追われて』『盤圧に耐えて』
映画
『襤褸の旗』 吉村公三郎監督 1974年 1時間55分
『野に叫ぶ人々』 篠崎隆監督 1971年 30分
『鉱毒に追われて』 篠崎隆監督 2013年 45分
『赤貧洗うがごとき』 池田博穂監督 2006年 1時間40分
『鉱毒悲歌』 宮島義勇監督 2014年 1時間43分