田中正造大学 2006年夏期定期講座

田中正造大学……………2006年夏期定期講座

◆2006年7月23日(日) PM1:30~4:30

◆佐野市・小中集落センター

◆受講料 1,000円

  日清戦争前後の田中正造の行動と思想

     ―日清戦争支持から非戦・無戦(軍備全廃)論への軌跡―

       講 師 赤上 剛(渡良瀬川研究会常任幹事) 

【講師プロフィール】

1941年栃木県生まれ。早稲田大学卒業。

10数年前から渡良瀬川研究会ならびに田中正造に学ぶ会・東京に参加。学ぶ会の月例会で布川了・渡良瀬川研究会代表幹事の「にんげん田中正造」を受講し学習を積む。近代民衆史研究会や新井奥邃先生記念会などにも所属し、幅広い観点から田中正造や鉱毒事件を見直そうとしている。

主要論文:「田中正造昔話『家政の憲法』評価説への疑問」『田中正造と足尾鉱毒事件研究』第12号/「田中正造と江刺県<遠野・花輪>」『同上』第13号/「直訴論の再検討」『同上』第14号(近刊)/「詐欺犯横行の時代と田中正造の思想――田中正造の非戦論形成・前史にふれて」『挑水』第2号/「独断検証・田中正造関連雑記」を『田中正造に学ぶ会会報』に毎月、3年以上にわたり連載中。

【講座案内】

憲法9条問題から、田中正造の非戦・無戦論が今脚光をあびている。賞賛されるのはいいことだが、正造が「日清戦争を支持」したことを忘れてはならない。鉱毒問題も「一貫して追及」していたのだろうか。日清戦争前後の正造の動きはあまり明確ではない。この時期の正造の行動と思想を知ることなくして真の正造は語れないのではないか。実践家正造が、どんな軌跡を通って非戦論にたどりついたのか、皆さんと一緒に考えてみたい。

 

 小中集落センター

小中集落センターは田中正造旧宅向側。両毛線佐野

駅より約4㎞、駅前にタクシーあり。東北自動車道

佐野インターより車で約15分。

 

問い合せ先――田中正造大学

〒327-0001

栃木県佐野市小中町932

TEL・FAX 0283-23-2896(坂原辰男)

 

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