【案内】田中正造大学 2016年秋期講座
田中正造大学 2016年秋期講座
2016活動
田中正造大学 2016年秋期講座
第17回足尾グリーンフォーラム・フィールドワーク
第2部 紅葉の植樹地と銅山ゆかりの地を歩く
田中正造は、1890年の第一回衆議院選挙において、栃木県第三区(安蘇・足利・梁田郡)の候補者となり、木村半兵衛(自由党・足利郡小俣村)との間で選挙戦を展開しました。正造は、中節社の創設から10年近く民権運動を展開しており、三郡においては抜きんでた活動家であり、同時に県会議長を4年間務めていました。一方、木村は足利を代表する織物買継業の大資産家で、自由党の県会議員であり、さらに『栃木新聞』の社主でもありました。つまり、実績と知名度に優る正造と、財力がありメディアを握る木村との対決でしたが、同時に改進党と自由党、安蘇郡と足利郡との対決でもありました。それだけに、この二人の戦いは、栃木県の他の選挙区には見られない壮絶な選挙戦となりました。